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確定申告したら株式配当の還付金はいくら戻ってくるの?
確定申告の手間に見合うのか考えてみた

今回は株式投資で得た配当金には過剰な課税がかかっていますので、
確定申告したらいくら戻ってくるのかを考えてみました。

この記事は

  • いくらの配当金でいくら還付されるのか
  • 年間いくらぐらい配当金が入り出したら、確定申告する目安か

を私の場合で調べてみました。

同様なことを考えている方は平均年収でしたら参考になると思います。

NISA口座のみや投資信託でも再投資されている方は、
課税されていませんので、対象外となります。
NISA口座については次の記事もあります。
新NISAってどうなの?資産運用の影響を考えてみた
新NISA つみたてNISA どっちがよいかもシミュレート

還付金と確定申告の手間について

還付金とは、払い過ぎた税金を申告すると戻ってくるお金のことです。
確定申告とは、上記を税務署に申告することです。

普段はサラリーマンは確定申告はしないので、
確定申告は不慣れな作業になると思います。

確定申告したものの、思ったより少なかったなということがないように、
事前にどれくらい還付されるのか把握しておくと余計な労力を掛けずに済みます。

確定申告の手間と還付金で帰ってくる額が釣り合っているのかを考えます。

私は以前に医療費控除の還付を受けるために確定申告しましたので、
その経験を元に考えていきたいと思います。

確定申告の手順とコスト

確定申告の手順としては

  1. 調査       4時間
  2. マイナカード準備 2時間
  3. eーtax準備  2時間
  4. 書類作成     2時間
  5. 申告 
  6. 還付 

という流れになります。掛かった時間も書いてみました。

サラリーマンの方ですと、e-taxを利用した申告が楽だと思います。

eーtaxとは、自宅のインターネット環境を利用して申告する仕組みのことです。
税務署に手書き書類と関連書類の提出をしてもよいのですが、
24時間申告が可能ですので、利便性がかなり良いと思います。

一度経験しておくと、次からはかなり楽できそうです。
配当金を得始めると、次の年からも継続して確定申告することが多いと思います。

そのため、今回はeーtaxにマイナカードが必要なので、
マイナカード作成という手順もあります。

感覚ですが、各作業に上記の時間を掛けたような気がします。
初めての確定申告ということで、10Hくらいは掛かったのではないでしょうか。

慣れてしまえば2~4Hくらいで出来そうだと思います。

私の場合ですと、手間を考える基準として¥2000/Hで考えることが多いですが、
年に一度の作業ですので、¥10000以上が還付されるのであれば、
申告したいかなと思えます。

確定申告は ¥10000以上還付される場合に行います。

いくら還付されるか

配当金の控除ですが、国内株式と外国株式によって異なります。
今回はそれぞれだけの場合でシミュレートしていきます。

  • 国内株式の場合
  • 外国株式の場合

国内株式の場合

国内株式の配当金控除の考え方として

算出には所得額によって税率が変わります。
平均年収(400万くらい)の方ですと、5%程度還付されます。

たとえば
株式に¥100万投資して、4%の配当金ですと
¥4万配当されます。

特定口座の源泉徴収ありですと、手元に入るのは
¥3.2万程度受け取ります。

それを確定申告すると¥4万の5%が還付されますので、
¥2000が還付されることになります。

所得税分 5%は 
源泉徴収の課税:15% 実際の平均年収の方の課税:10%
この差分が還付されます。

平均年収の方は、配当金の5%が還付金として返ってきます。

私の場合ですと、¥1万以上の還付で確定申告したいので、
国内株式の配当金が¥20万を超えるあたりから確定申告します。

外国株式の場合

こちらはもう少し複雑です。

外国株式の配当金控除の考え方として
控除限度額 v.s. 外国税額 の少ない額が還付されます。

控除限度額の算出が面倒なので、
ケース分けで考えていきます。

ケース1
【前提】
・所得総額:6,000,000円
・所得税:780,000円
・配当金:300,000円(税率10%)
【計算】
控除限度額
 780,000円 ×(300,000円÷6,000,000円)=39,000円
外国税額
 300,000円 × 10%=30,000円 
【外国税額控除】
控除限度額 v.s. 外国税額
39,000円 > 30,000円
→30,000円
ケース2
【前提】
・所得総額:5,500,000円
・所得税:200,000円
・配当金:220,000円(税率10%)
【計算】
控除限度額
 200,000円 ×(220,000円÷5,500,000円)=8,000円
外国税額
 220,000円 × 10%=22,000円 
【外国税額控除】
控除限度額 v.s. 外国税額
8,000円 > 22,000円
→8,000円

私の場合ケース2の所得税額が近いため、これを元に計算すると、
たいだい配当金額が¥35万を超えるあたりから確定申告します。

企業型確定拠出年金、ふるさと納税、保険料等によって所得税額は変動します。

気になる方は源泉徴収票を参考にしてみてください。

まとめ

国内株式の配当金 ¥20万
もしくは
外国株式の配当金 ¥35万
※概算になりますので、正確な数値はご自分での計算をお願いします。

上記を超えるあたりから確定申告の手間を考えたときに割が合いそうです。

今回は捕らぬ狸の皮算用になってしまいましたが、早く確定申告できるようになりたいです。

それでは、よいマネーライフを。

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