投資で借金しないのか
失敗して損しないか
安全な投資はあるのか知りたい
銀行の預金金利では、お金が増えないですよね。そのため、投資で資産形成をしましょうと聞くようになりました。実は、失敗しやすい【投資】があります。
なぜなら、投資対象は様々な種類があり、特に初心者の方はどういったものに投資するのがよいか知識がなく、言われるがまま、なんとなく購入し損することがあります。そうならないために、失敗しにくい投資の選択をオススメします。
500万円増やせました。
平均年収の共働き夫婦ですので、ごく一般的な収入(手取り合計700万)ですが、少しの知識と一歩を踏み出すことができれば誰でも再現できます。
この記事では投資に興味はあるけど、「損しない?」とか「借金しないの?」という疑問や心配に答えて、初心者にオススメの投資を解説していきます。何に投資するのか誤ると大きな損失をかかえるものもありますので、注意すべき点も説明していきます。
この記事を読むと解決する悩み
- 実際の失敗談から失敗しない方法がわかる
- 大きな損失を抱える可能性のある投資がわかる
- 手間や時間の掛からない投資がわかる
- 資産を増やせる可能性の高い投資がわかる
結論は、インデックスに連動する投資信託をオススメします。それでは解説していきます。
「これから投資をはじめたい!」というかたは【初心者必見】投資を始める|まとめ記事|失敗しない方法を簡単解説!をチェックしてみてください。投資を始めるための心構えや損しないための知識や流れをまとめました。
【実録】投資での失敗談
私はインデックス投資信託をメインに運用をしています。投資歴は5年目ですが、色々な失敗もありました。色々な経験をしたからこそ、インデックス投資信託の良さがわかりました。初めて投資を行うかたにもオススメできると再認識しています。
それでは、実際に失敗した例をご紹介します。
個別株編
損失額:¥12万(含み損)
個別株とは、会社が発行している株式を個別に買い付けることになります。現在日本株は100株単位を基本として取引されます。最近では手数料を上乗せするかわりに、1株単位でも購入できるサービスも開始されています。
購入する株式を発行している企業が重要です。財務は健全か、事業に継続性はあるか、環境に配慮した事業をしているか、魅力ある株主優待があるかなど、様々な情報を見て判断して購入します。
現在購入しているものの一部ですが、含み損の状態となっている物多数です・・
一応今年中はホールド予定ですが、含み損の状態のまま抱えるのは正直気持ち悪いですね。短期的に利益を出そうとしたものが、結局このような状態になってしまっています。
アクティブファンド編
損失額:¥29万(機会損失)
アクティブファンドは、投資信託の一部で特定のテーマを目的として運用します。ファンドマネージャーが複数の株式を組み込み、運用期間中に銘柄の比率や入れ替えを行い積極的に運用する投資信託です。手間が掛かりますので信託報酬が高めになります。
生保販売員に言われるがまま購入してしまった失敗例です。商品の中身も十分に理解せず購入しました。
- 購入金額:¥200万
- 販売手数料:6%(実質 ¥12万)
- 信託報酬:2%
2年くらい運用して、購入手数料を取り戻したところで売却しました。取り戻すまで期間がもったいなかったです。
この商品の利回りが3.2%でしたで、別の7%の商品を運用していたら、¥200万⇒¥229万 となっていました。つまり機会損失として¥29万の損失です。
仮想通貨編
損失額:¥5万(含み損)
仮想通貨のビットコインを購入しました。まだ、ビットコイン自体には、どのような価値があるのか手探り状態です。そのため、価格の上下が激しいです。
¥10万購入して、¥7万まで価値が落ちました。個別株でも仮想通貨関連の株を購入していたため、総額 ¥5万程度の含み損のまま継続しています。
新しい投資は、周りも加熱して、乗り遅れまいとしてしまいました。法整備も未熟ですし、どうしても投機的になっています。
まだもう少し様子見ですが、周りに流され、価値が高いところで買ってしまった良い教訓となりました。
大きな損失を抱える可能性のある投資とは
ここからは私も未体験となりますが、初心者には特にオススメしない投資です。十分にリスクを把握していないと、大きな損失を抱えることになります。それは、先物取引、FX、信用取引です。
先物取引、FX、信用取引とはレバレッジを利かせることで、少額の資金で大きな利益を目指すことができます。逆に大きな損失にもつながる可能性があります。
相談系掲示板にあった情報を参考にしてみますと次のような実例があったようです。金額は変更しています。
信用取引を使って¥100万の資金で¥300万分の株を買い、50%下落した。
損失は¥300万円×50%=¥150万となる。しかし、資金は100万円しか持っていないので、投資資金の全額を失います。しかも、足りない金額は借金という形になります。
レバレッジの取引は、初心者が手を出してはいけません。
今までの失敗経験で、インデックス投資信託に関しては大きな失敗はありませんでした。
投資の仕組み なぜ利益が発生するのか
投資の仕組みとは、以下の図で説明します。
上場していない会社のイメージになります。物・サービスを材料や人件費などの費用で作ります。そして、物・サービスを消費者に提供して、利益を得ます。それを元に物・サービスを作ります。資本が限られているので、価値を付加したくてもできないので、市場(会社)価値は緩やかに成長していくしかありません。
上場して株式を発行している企業のイメージです。企業が投資家から資本金を受取、その資本金を元に、サービスに付加価値を付けることで、消費者が購入し、利益が増える。その増えた利益を投資家へ還元することが一連の流れとなります。市場(企業)価値もどんどん高まることになります。
資本主義社会の基盤となる仕組みですね。消費者の「もっと欲しい」という気持ちがある限り成立する考えになります。投資とは、将来や経済を豊かにする行為です。
この考えはプラスサムゲームであり、参加者の掛け金自体が増えることとなります。
参加者の資金はどんどん増えていきます。参加者全員が利益を受け取ることができます。
これに対して、先物取引、FX、信用取引はゼロサムゲームに近く、投機的であると言えます。
参加者同士で資金の移り変わりがあるだけです。統計的に考えると、最終的には損も得もしません。
資本主義社会が成立するかぎり、市場経済は成長することとなります。インデックス投資とは、市場経済の指標に連動する投資信託ですので、資本主義社会が続く限りなくならない投資と言えそうです。
インデックス投資信託とは
インデックス投資信託とは、指標に連動することを目指す投資信託となります。指標とは、TOPIXやダウとよばれるものです。ニュースでも耳にしますね。これらの指標を基に経済がどのように動いているのかをチェックしています。
指標とは
この指標の値は、いくつかの株の銘柄の平均値したものになります。指標によって銘柄数も変わってきます。
TOPIX:東証一部に上場する全銘柄(約2100銘柄)になります。
他の指標に関しては後述します。このように指標とはそれぞれの決まりに沿った銘柄を選び、平均値を取ることで市場の動きを数値化しています。
「つみたてNISA」もインデックス投資信託を推奨
つみたてNISAで購入できるインデックス投資信託を紹介します。つみたてNISAとは非課税制度であり、1枠あたり¥40万までの掛け金を20年間運用した利益に対して非課税となる制度です。
つみたてNISAでは、購入できる投資信託が制限されていて商品が洗練されています。制限とは以下の通りとなっています。
- 販売手数料はゼロ(ノーロード)
- 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
- 顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
- 信託契約期間が無期限または20年以上であること
- 分配頻度が毎月でないこと
- ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと
「つみたてNISA」は制度とインデックス投資信託の特性をマッチングすることで、資産が増える可能性が高い良い制度です。
つみたてNISAで、購入できる指標は次の通りになっています。
金融庁との考えとも一致していることから、インデックス投資信託を選択すること自体安心できますね。
インデックス投資信託の強みとは
ここまでで、インデックス投資信託とは指数に連動して、資本主義が続く限り成立する投資信託だと言えます。ここからは合理的な理由からインデックス投資信託の強みを解説していきます。
インデックス投資信託は手間がかからない
個別株を運用するには、財務表や将来性を自分で調べなければいけません。調べるには時間と手間が必要です。インデックス投資信託は自分の好みの指標の中から、信託報酬の安いものを選択するだけです。あとは基本的にメンテナンスは不要です。
メンテナンスは規模が大きくなれば必要と思いますが、少額のうちは不要です。
サラリーマンにとって手間がかからないことは重要なポイントです。個別株のように株価が気になることもなく、精神的な負担も小さいといえます。
ココがポイント
手間が掛からない ⇒ 簡単だから続く ⇒ 続けば増える
インデックス投資信託は信託報酬が安い
インデックス投資信託は、指数に連動した運用を目指します。これは、指数の構成銘柄を購入するだけなので最低限の信託報酬で済みます。
アクティブファンドの場合は、上述の通りファンドマネージャーが手間を掛けて管理しますので、インデックス投資信託より信託報酬が高額になります。
失敗談のとおり、私は過去に信託報酬が2%のものを購入してしまいました。信託報酬は0.2%程度に抑えるべきだと思います。
信託報酬はリターンに影響します。子供手当を教育資金に充てるための投資をイメージして、以下の条件でシミュレートしました。
- 毎月の積立額:¥1.5万
- 利回り:7% および 6% で比較
- 積立期間:18年
1%の違いで18年間で¥65万差が開くことになります。
信託報酬が安いことは強みになります。
インデックス投資信託はアクティブファンドより好成績!?
インデックス投資信託はアクティブファンドの半数以上には負けないといわれます。普通は、手間がかかる分だけ有利になりそうですが、投資の世界では違います。
この不思議な現実を解説していきます。
①たとえばA,B,C,Dのファンドが存在して、それぞれA,Bはインデックスを上回る成績、C,Dはインデックスを下回る成績だったとします。統計的にアクティブファンドの約半分がインデックスより成績が良くて、半分のアクティブファンドの成績が悪い結果となります。
②インデックスとは市場の平均であり、すべてのアクティブファンドを合計した平均がインデックスとなります。
ここまでで、アクティブファンドに投資することはゼロサムゲームに近い物と言えます。
③さらにアクティブファンドは上述の通り、手数料である信託報酬が高額になる事が多いです。信託報酬はリターンに直接影響します。
④手数料もかかるとなると、インデックスより成績の良いアクティブファンドは半数以下の30%程度と言われています。長期運用を前提とした場合、インデックスファンドに勝るアクティブファンドを掘り当てるのは、かなり低い確率であることがわかります。
かなりの思い入れや勝算がない限りインデックス投資信託を運用するほうが、成績が良いといえます。
歴史がある投資手法
インデックス投資信託は仮想通貨のように、頻繁に価格が上下することはありません。市場経済の流れの中で上下していきます。
仮想通貨とは異なり、歴史のある投資手法であることも強みだと思います。様々な投資先がありますが、淘汰されたり洗練されたりして、現在に残っている物だと思います。
まとめ
実例の失敗談から失敗しない方法がわかります。私の失敗談を参考にして頂ければ幸いです。
- 筆者は個別株、アクティブファンド、仮想通貨で失敗しました
- 先物取引、信用取引、FXは大きな損失を抱える可能性がある
- 投資とは資本で将来や経済を豊かにすること
インデックス投資信託は初心者が取り組むべき投資です。インデックス投資信託の強みは以下の通りです。
- データ分析しないので、手間が掛からない
- 信託報酬が安い
- アクティブファンドより好成績を納める場合が多い
- 歴史ある投資手法
インデックス投資信託の購入には口座開設が必要です。画像ありでわかりやすく解説していますので、こちらの記事も参考にしてください。
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