ジュニアNISAってお得?
ジュニアNISAの運用銘柄は?
結局ジュニアNISAってやるべき?
廃止が決定されましたが、実はジュニアNISAはとてもお得な制度です。
なぜならNISA口座と相性のよい銘柄を選択できると、節税効果を得ることができるからです。
500万円増やせました。
平均年収の共働き夫婦ですので、ごく一般的な収入(手取り合計700万)ですが、少しの知識と一歩を踏み出すことができれば誰でも再現できます。
この記事では現在のジュニアNISAの実績を公開して、なぜジュニアNISAをしているか、どんな銘柄を選択しているか、どんな人がジュニアNISAを始めるべきかを解説します。
この記事を読むと解決する悩み
- ジュニアNISAの実績がわかる
- おすすめ運用銘柄がわかる
- ジュニアNISAを利用すべき人がわかる
結論は、ジュニアNISA口座はインデックス投資でお得に教育資金を準備するために利用しています。
また、毎年40万円以上を投資できるならジュニアNISAを利用すべきです。
それでは解説していきます。
ジュニアNISAをやるべきか?やらないべきか?ジュニアNISAに関するまとめ記事を作成しました。ジュニアNISAの改正ポイントや口座開設に必要な書類、我が家が実践している方法をまとめて知りたいかたは【実績公開】まとめ|ジュニアNISAをはじめるべき1つのこと【実践ブログ】をチェックしてください。
ジュニアNISAを1年9ヶ月運用した実績公開
ジュニアNISAを約4年運用した結果372万円で+132万円の利益となっています。
このような利益は、銀行預金や学資保険では実現できません。利用していた学資保険を解約してジュニアNISAを始めました。
最新のジュニアNISAの実績公開はこちらです。気になる方はチェックしてください。
楽天VTIをジュニアNISAで約4年運用した結果報告 楽天証券での実践公開
次に銀行預金の金利の推移を見てみます。
20~30年前は預けているだけで、かなり増えていました。しかし、近年は銀行金利は低金利で推移しています。学資保険にいたっても0.6%程度の水準です。
ジュニアNISA 1枠分 80万円を年率5%で10年運用した場合をシミュレートしてみます。
銀行預金・学資保険・投資で比較します。
結果は次の通りとなりました。
運用シミュレート結果
銀行預金:81万円
学資保険:85万円
投資 :130万円
※銀行預金は0.1%で計算、銀行によってはさらに低い
リスクを取って投資したからこそ、ここまで利益を含んだ状態まで資産を成長させることができました。
ジュニアNISAの運用方針
ジュニアNISAで運用する目的は子供の大学進学のためです。必要資金は1000万円/一人を目標にしています。
【投資によって準備できる金額】
4枠分/一人使用する予定ですので、
上記のシミュレート結果と合わせると
130万円 × 4枠 = 約500万円
※実際には1枠当たりの運用期間が異なるので、試算上は484万円になります。
なので、1000万円には足りないということになります。
各進学先による必要な額や教育費用の値上がりについて解説しています。気になる方は是非チェックしてみてください。
【2021年版】教育 資金 いつまで に いくら必要?投資信託で準備する1つの方法
我が家は子供が3人いますので、ジュニアNISAを3口座を運用しています。
運用期間が違いますが、全員同じ運用方針です。
ジュニアNISAの運用銘柄
運用銘柄は「楽天・全米株式インデックスファンド」のみです。通称「楽天VTI」です。
我が家の運用資産全体で考えますと、米国を主軸として、全世界や先進国のファンド、個別株も少々保有しています。
銘柄が増えると管理するのが大変なので、子供の口座では極力シンプルに運用しています。
ジュニアNISAで運用する銘柄選定の理由
保有銘柄が1つですので、大丈夫か?と思われるかもしれません。
投資の教科書には「卵を一つのかごに盛るな」と言われるように、分散することが大切であると言われます。
運用している「楽天・全米株式インデックスファンド」はインデックス投資信託に分類されます。
- インデックス投資とは
- インデックス投資のすすめ
- インデックス投資の選び方
インデックス投資について一つずつ解説していきます。
インデックス投資とは
インデックスと言われる指数に連動を目指した投資になります。
インデックスとは
日本:日経平均株価やTOPIX etc.
米国:ダウ平均株価やS&P500 etc.
がインデックスと呼ばれる有名な指標です
これらは色々な会社の株価の平均値を示しますので、経済の状況を判断したりします。
経済の指標のインデックスに連動するように運用されるのが、インデックス投資です。
インデックス投資のすすめ
インデックス投資が優れている点は次の通りです。
- わかりやすい
- 手数料が安い
- 十分に分散されている
日々ニュースでも目にしますし、わかりやすいです。
また、運用手数料(信託報酬)が安い傾向にあります。これはインデックスに連動するように運用することは、企業分析などが不要なため、ファンドマネージャーによるコストが掛からないからと言われているからです。
数百~数千という企業に投資している形となり十分に分散されています。
さらに詳しく知りたい方は次の記事でインデックス投資のメリット・デメリットも解説しています。
【2021年版】実際に運用してわかった 投資信託のメリット・デメリット 購入時に押さえるべき1つのこと
インデックス投資の選び方
おすすめのインデックスは今のところ日本以外を選択するのが順当です。
青:日経平均株価
黄:TOPIX
紫:ダウ平均株価
日本がアメリカより成長したのは1990年代のバブル期のみでした。あとは低迷が続いています。
日本は人口減少など不安要素が多いので、積極的におすすめできません。生活に「円」を使用するので15%程度までの割合で運用しています。
日本以外のインデックスからの選択については「好み」になります。
以下が主要なインデックスです。「つみたてNISA」で購入できるものになりますが、人気のある代表的なインデックスです。
表の左列からみて「インデックスファンド」 ⇒「 株式のみのファンド 」⇒「 国内」以外 から選択するとよいでしょう。
近年ではコロナショックからの回復によりアメリカ株が好調でした。
そのため、他の先進国や新興国が入っている全世界株のリターンはアメリカ株に劣ります。
アメリカがいつ停滞期に入るかは誰にも予想がつきませんが、しばらくはアメリカが世界を牽引していくシナリオが可能性として一番高そうなので、アメリカを主軸に運用しています。
また、小型株も含んだもののほうが、成長は見込めるかなと思い CRSP U.S.Total Marketを選択しています。
以上の理由により、ジュニアNISAで運用する銘柄は一つで問題ないと考えています。
おすすめ銘柄ランキング
かなり主観の入ったおすすめ銘柄ランキングです。
ジュニアNISA口座以外も含めますと、全てのファンドを保有しています。
好みのインデックスをランキングに並べ、現時点で手数料や実績から一つ選びました。
MSCI ACWIに連動を目指したファンドです。
将来的にある一つの国の浮き沈みに影響されることなく、全世界を対象として投資する素晴らしいファンドです。
リターンを求めずある程度の資産額になれば、これを選択してもよいと思っています。ただし、近年はアメリカ中心に世界は成長していくと思っているため、第3位としました。
S&P500に連動を目指したファンドです。
人気のファンドです。なかでもSBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは運用手数料(信託報酬)が最も安価なため第2位にランクインしました。
S&P500とはアメリカの主要会社500社の平均指標になります。この500社に選定されるには赤字企業では選定されず、選ばれた500社となります。
有名な投資家ウォーレン・バフェットも自身の死後は、このファンドに投資するように指示しているとのことです。
死角なしのファンドですが、好みの差で2位としました。
CRSP U.S.Total Marketに連動を目指したファンドです。
アメリカ全ての企業に投資するファンドです。小型株も含んでいます。小型株の成長もカバー出来るファンドです。また、分散が十分にできていることも1位に選んだ理由です。
現時点では、全世界株よりリスクは増えますが、リターンを得たいためです。今後しばらくはどのファンドを選んでも、アメリカが世界を牽引している限りリターンは大きく変わらないと思います。
私自身のジュニアNISAでは「楽天・全米株式インデックスファンド」を運用していますが、開設当初は「SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」は発売されていませんでした。
ファンドの買い替えは注意が必要です。ジュニアNISAで一度買い付けしたものを売却した場合、ジュニアNISA枠は消滅するからです。
現時点では、第1位のファンドはSBI証券だけしか取り扱っていません。(昨年発売されたばかり)
これからジュニアNISAを開始するのであれば、SBI証券がおすすめです。
SBI証券
これからジュニアNISAを始める人のおさえるべきポイント
これからジュニアNISAを始める人のに押さえるべき点は次のとおりです。
- ジュニアNISAのメリット・注意点
- 他のNISA制度とどちらを優先すればよいか
以上のポイントを解説していきます。
ジュニアNISAのメリット・注意点
ジュニアNISAは廃止のため、改定されます。その点を踏まえたジュニアNISAのメリット・注意点は次のとおりです。
メリット
- 改正により2024年以降はいつでも売却可能
- 自分に合った期間のNISA口座として選択できる
- 非課税で運用できる枠(80万円/枠)が増やせる
注意点
- 利益がでてないと意味が無い
- ロールオーバーは手続きが必要
- 途中で金融機関は変更できない
一度売却してしまうと、復活しないため注意が必要です。そのため、長期保有を前提としたインデックス投資と相性が良いです。
メリット・注意点の詳細、ジュニアNISA改正により利用しやすくなった理由を次の記事で解説しています。
【初心者向け解説】ジュニアNISA改正だけど始める!押さえるべき2つのこと【実践ブログ】
他のNISA制度とどちらを優先すればよいか
つみたてNISAの枠以上に投資に回せるお金がある方はジュニアNISAを優先的に利用するべきです。
なぜなら、投資を始めるとさらに投資枠を増やしたくなる可能性があり、ジュニアNISAの枠は期間限定だからです。
ジュニアNISA口座は2023年までしか開設できません。
そのため、今年から始める場合は2022、2023年の2枠分160万円まで利用できます。
非課税の投資枠を増やしたいと思っても2024年以降は開設できません。
つみたてNISAの投資枠が40万円のため、2022年、2023年の毎年40万円以上投資に回せる場合はジュニアNISAから、非課税枠を利用したほうがお得に運用できます。
ここで一つ知っておいてほしいことがあります。投資に回せる金額は人それぞれによって異なるということです。
間違っても全財産を投資してはいけません。
年齢・家族構成・貯金額・職業・性格などにより取れるリスクは異なります。
どれだけ投資すれば良いかを知るには自分のリスク許容度を知る必要があります。
人それぞれリスクの取り方が異なります。リスクの取り方について次の記事で解説していますので、気になった方はチェックしてください。
【簡単解説】投資のポートフォリオの組み方は?チェックリストで自分に最適なポートフォリオを組む
まとめ ジュニアNISAは子供のいる家庭の強い味方
ジュニアNISAの運用実績は現時点では次の通りでした。近年は出来すぎだったので多少の調整は覚悟しています。
運用方針は以下の通りです。将来は不明な部分が多いですが、様々な手段や制度を利用する予定です。
我が家のジュニアNISAの運用銘柄は次のとおりです。
インデックス投資を実践していて思う銘柄選定の理由です。インデックス投資は初心者に最適です。
ジュニアNISAのメリット・注意点です。ポイントを押さえて開始しましょう。
他のNISA制度とどちらを優先すればよいかもポイントを押さえておきましょう。
ジュニアNISAを始めてお得に教育資金を準備しましょう。開設は無料ですので、この機会に是非、口座を開設をおススメします。
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それでは。よいマネーライフを。